リカバリーの物語
~精神疾患を持ちながらも充実した生活を過ごすために~
精神疾患がありながらも充実した生活を送る人には、いくつかの特徴があるようです。今回はその特徴を紹介するとともに、精神疾患を持ちながらも充実した時間を過ごしている方たちにその過ごし方をうかがい、リカバリーについて学びたいと思います。
日時:平成23年7月2日(土)14時~15時半
場所:桜ヶ丘記念病院 デイケアセンター
司会・講師 リカバリーキャラバン隊
参加者:40名
主催 桜ヶ丘記念病院
今日、世界中で何人笑っただろうか?今日何人泣いただろうか?
そんな中で私は今日初めてリカバリーキャラバン隊の集まりに出た。
2階で飯野さんと6,7年ぶりにお会いした。すっかり精悍になって私のお話を聞いていただいた。私は少し興奮気味に我を忘れて自説を唱えたが飯野さんは静かに耳を傾けてくださった。
集まりは2時に始まった。川人さんの司会で進行し、先生のご挨拶があった。
ちょっとタバコで席を外していたので渥美さんのプレゼンテーションは聞き逃したが、戻ってきた時中村さんのお話を聞けた。詳しい事は皆良くご存じなので私なりの感想を書いてみる。
はっきりいって驚いてしまった。彼はあらゆる自分に対するヘルプサポートをフルに利用して現在の職場で生かしている。私はふと「ああ、こういう生き方もあるんだな」と感心してしまった。もちろん中村さんの人柄がそうさせていて周りの人から愛され協力も得られている。それに比べ私は何でもお金お金と中原さんを困らせている面も多々ある。
障害者が一つの仕事を全うする事は至難のことだと皆のプレゼンテーションを聞いて感じたが、大平さんも含めてそれぞれが自分の目標・生きがいをもたれていることは今日参加された方々も十分感じ取られたと思う。
感動した。感動した。今までリカバリーキャラバン隊とかWRAPの集まりとかは単に皆がお話とか真面目にプレゼンをしているのかと思ったら、実際にそこにいて生の声を聞いているうちに彼等の言葉意志と生き生きとした表情に身体中が力あふれるのを感じた。
中原さんと飯野さんがプレゼンターを適切にフォローしてプレゼンテーションを助けていたことにも感動した。パソコン棟の電子媒体を最大限に利用して会を盛り上げていた。皆も同じ思いだったのではないか?
キャラバン隊は全国を回っていくという又、この発想は独自の発案でひとえに中原さん飯野さんという大黒柱があってこそ可能になったのだと思う。
社会は依然として精神疾患患者に対して無理解、時には偏見、時には反感を持っている。
自分をコントロールできないのは、半分は自分に責任があるのかもしれないがソーシャルエンバイロメントもこの10年間確かに改善されていて極端な反社会的例も少なくなっているように思われる。
スタッフ、ヘルパー、PSWの方々の先生専門医は必至である。健康な心と身は私本来の姿である。自分の意志とコントロールを人に教わることを恐れず人の助けも借りて教育されることだ。
最後に先生が障害者の性の問題にも言及されたが、我々障害者がとくに若い方々が単に働ける事ではなく恋も結婚という夢も実現させることは生きがいの発展という意味で非常に大切だと思った。
今日会場を準備され会を成功裏に終わらせて下さったスタッフヘルパーの方々有意義な時を持たせて下さり本当にありがとうございました。
サム ウォーカー ジュニア
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