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https://www.facebook.com/recoverycaravanTai

福祉新聞でリカバリーキャラバン隊の冊子「精神疾患を持つ方が働くための合理的配慮の会話帳でっかい輪」を取り上げていただきました。

多くの皆様のおかげでいい冊子になりました。心より感謝いたします。

精神障害者が働くために必要な合理的配慮とは

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10061

キャラバン隊がNHKハートネットTVブログの取材を受けています

仕事とともに、このキャラバン隊の活動が大きな生きがいとなっていると紹介されています。

http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223531.html

2011年3月23日水曜日

【QAシリーズ】Win-Win関係を構築する

【QAシリーズ】Win-Win関係を構築する
Q:精神障害者の支援をしています。支援者は企業やハローワーク、あるいは他の支援機関の担当者とWin-Win関係を構築するような交渉をすべきとのことですが、どのようにしたらよいでしょうか?

A:ストレングスに基づくIPSは、無理を強いたり威圧したりするような交渉やコミュニケーションではなくポジティブな感情に基づく対話を使用します。このとき相手の側にとってもメリットがあるWin-Win関係が構築されるはずだと考えています。交渉の前提として、お互いに何を選択するかは自由であることを大切にします。相手の自立性を尊重することで、自分の自立性も大切にします。
 利害が対立した場合は、共有できる価値観を対話により見出すことを意識します。相手の話をよく聞き、細かい利害では対立したとしても、例えば障害がある方でも働けるような会社にしたいなどより大きな目標では合致できるはずです。対立した関係ではなく、同じ目標に向かって協働している関係であることを確認します。
 この関係を作るために、ときにはテーマと直接関係ない「つながり」を活用するのもよいでしょう。母校や出身が同じであるとか、食べ物の好みが一緒であることが功を奏することもあります。ちょっとした物の貸し借りでも関係作りはできます。同じ研修に参加し、見学する場を持つことも役に立ちます。相手の持つ役割やステータスも尊重するとよいかもしれません。「2児の父親」「自治会で和太鼓を教える師匠」などの側面にも配慮、活用するというわけです。
 患者だけでなく、関わる全ての方と前向きにお互いが自分にメリットになると選択できる関係を作る方法をIPSでは採用します。すべてはリカバリーの可能性を大切にするためです。

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