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☆リカバリーキャラバンフェイスブックもあわせてみてくださいね

https://www.facebook.com/recoverycaravanTai

福祉新聞でリカバリーキャラバン隊の冊子「精神疾患を持つ方が働くための合理的配慮の会話帳でっかい輪」を取り上げていただきました。

多くの皆様のおかげでいい冊子になりました。心より感謝いたします。

精神障害者が働くために必要な合理的配慮とは

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10061

キャラバン隊がNHKハートネットTVブログの取材を受けています

仕事とともに、このキャラバン隊の活動が大きな生きがいとなっていると紹介されています。

http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223531.html

2011年4月23日土曜日

【リカバリーの物語18】リカバリーの歴史

【リカバリーの物語18】
■リカバリーの歴史
現在では豊かなイメージを含んだリカバリーRecoveryという単語ですが、はじめは「回復」つまり病気が終わることとして使用されてきました。そして薬物中毒のプログラムで、現在のようなリカバリー概念が生まれ、評価を得てきたそうです。これが1980年代後半から、当事者・サバイバー運動、草の根運動、自助グループの主導で米国内で発展したそうです。
簡単に言うと、個人のリカバリーに関する語りや証言の蓄積がリカバリーというアプローチを可能としてきたと考えるのがよいでしょう。つまり、精神疾患を持ちながらも私は充実した人生を過ごしているという報告について、「そんな主観的で個人的な感想は意味がない」とか「そんなのは嘘だ」と軽視されていましたが、それが積み重なることにより、リカバリーを社会で取り扱うべき現象に値するとみなが考えるようになったのです。人の人生の質に客観的なものさしはない、本人の感じ方が全てだ、と主観的な表現こそが社会現象を形づくると考えられるようになったのです。

リカバリーについて一つの定義を採用することは、リカバリーの無限の可能性を奪うために、できないと考えられています。そこで様々な定義がありますが、事者による定義と、医師による定義が異なる傾向があるようです。医師は、症状・機能の改善、治療の役割で重視した定義を採用したがりますが、当事者は、ピアサポート、自己実現、現実の個人の体験を重視した定義を採用する傾向があるそうです。

定義することから逃れようとする「リカバリー」ですが、そのイメージを伝えるためにいくつかヒントを提供します。この冊子全体を通してリカバリーのイメージをふくらませ、自分の言葉で定義したり描写してみることが、自分のリカバリーにつながるでしょう。

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