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☆リカバリーキャラバンフェイスブックもあわせてみてくださいね

https://www.facebook.com/recoverycaravanTai

福祉新聞でリカバリーキャラバン隊の冊子「精神疾患を持つ方が働くための合理的配慮の会話帳でっかい輪」を取り上げていただきました。

多くの皆様のおかげでいい冊子になりました。心より感謝いたします。

精神障害者が働くために必要な合理的配慮とは

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10061

キャラバン隊がNHKハートネットTVブログの取材を受けています

仕事とともに、このキャラバン隊の活動が大きな生きがいとなっていると紹介されています。

http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223531.html

2011年4月30日土曜日

【リカバリーの物語25】リカバリーのプロセスについて

【リカバリーの物語25】
■リカバリーのプロセスについて
ペンネーム:アヒルの兄貴さんの経験談に基づきリカバリーのプロセスを分解し、解説を加えます。
ただし、リカバリーのプロセスは人それぞれであり、同じ経過をたどる人はいません。他人のリカバリーのプロセスと同じものを作り出そうとすればするほど、自分らしさは失われリカバリーから遠ざかるかもしれません。ましてや支援者や家族が、他人のリカバリーのプロセスをあてはめて強要することがあってはいけません。しかし、本人も説明しているように大いに参考になるどころか、リカバリーのプロセスには他人のリカバリーを知ることが必要だとも説明しています。

彼によればリカバリーとは「劇的な変化」であり、当事者の生活の質は一変するそうです。

①周囲が本人の異変、病気に気付く。
リカバリーのステップは、実は周囲による気づきから始まる、と説明していました。これは本人の変化を重視するリカバリー論と異質ですが、斬新な指摘と言えるでしょう。
②病気を本人が理解する。
本人が自分の病気を知り、理解すること。受け入れることと言ってもよいそうです。病気や障害を治したり、乗り越えたりすることではなく、「ああ、これは病気なんだな」と知る。これも一つのリカバリーのステップだとのことでした。
③薬を決める。
薬を主治医と一緒に選び、決めること。本人だけでは決められませんが、薬を決定することもリカバリーのプロセスなのだと言います。
④支援者・親友を得る。
ジョブコーチやIPS支援を受ける、という表現を本人は使いました。二人三脚で考え、行動してくれる支援者がリカバリーのプロセスには含まれるとのことです。これは、職種としての支援者に限ったことではなく、ともに信頼し成長し合える人間関係が必要だということを表現しているようです。
⑤ピア仲間を得る。
リカバリーキャラバン隊に入る、という表現を本人は使いました。一人ではなく、また病気のことも隠さず理解し合える仲間を作ることが必要だとのことです。
⑥他人のリカバリーを知る。
ピア仲間と出会うだけでなく、お互いのリカバリーを知ることが、リカバリーのプロセスに必要なようです。具体的な生活や気持ちの変化などを話し合ったり、文字などで読んで知ることが大切だと説明しています。
⑦社会に出る。
病院と家の往復だけでなく、一市民として社会に出ることが必要だと言っています。働くこと、学ぶこと、ボランティア活動をすること、何でもよいようですが、社会の中に出て社会人としての時間と経験を持つことが欠かせないとのことです。
⑧悩む。
ここで言う悩みとは、病気や薬に関する悩みではありません。社会人として、人とのコミュニケーションや将来の夢、目標に関して悩む事が大切とのことです。病人として悩んだり生活するのではなく、社会人として生活していれば当然出てくる悩みにぶつかり、それを経験することがリカバリーのプロセスには必要だとのことでした。

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