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福祉新聞でリカバリーキャラバン隊の冊子「精神疾患を持つ方が働くための合理的配慮の会話帳でっかい輪」を取り上げていただきました。

多くの皆様のおかげでいい冊子になりました。心より感謝いたします。

精神障害者が働くために必要な合理的配慮とは

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10061

キャラバン隊がNHKハートネットTVブログの取材を受けています

仕事とともに、このキャラバン隊の活動が大きな生きがいとなっていると紹介されています。

http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223531.html

2011年2月21日月曜日

【QAシリーズ】不適切な仕事ぶりを注意する

【QAシリーズ】不適切な仕事ぶりを注意する
Q:精神障害者を雇用しています。職場でミスをしてもきちんと報告しないとか、仕事を適当に済ませてしまう方がいて、どのように指導するか悩んでいます。厳しく言ったら落ち込み、出社拒否などに至るのではないかと不安です。どうしたらよいでしょうか?
 
A:ケースバイケースですが、一般の社員と同様の対応が大切だと考えています。
まず、適当な報告をすることのデメリットを、会社としてはっきり伝えることは必要でしょう。会社としてのデメリットの説明から始め、例えば「給料が下がる」「解雇される」などの本人にとってのデメリットまでを分かりやすく伝えるとよいでしょう。個人的に説明するより会社として説明した方が、後に個人的な人間関係についての誤解に発展するリスクは小さくなると考えられます。
以後は支援機関の助けも利用するとよいかもしれません。次に、働いている動機、本人の長期目標を確認するとよいでしょう。子供たちにもう一度お父さんと呼ばれたい、給料で月に一度は家族を外食に連れて行きたい、など色々あると思います。具体的に、詳しく本人が説明できるよう、外食って?いくらくらいの?レストランでどんな会話がされますか?と質問を続けるのもよいでしょう。
そして、適当な報告をすることで長期目標が遠ざかる、ということが気づくことをサポートします。支援者がこれを先に気づいたり、語ったりすると逆効果になります。「仕事をさぼると解雇されますよ」と語りかけると「だって、疲れちゃうんです・・・」など適当な報告をすることのメリットばかり語りだすというわけです。適当な報告をすることのメリットも聞いた上で「長期目標にたどりつくには、どうしたらよいのですか?」「じゃあ、ここで仕事を解雇されると難しいですね、でも、仕事はさぼりたいですものね?」と尋ねるのはどうでしょうか。
最後に、適当な報告をしないで仕事をする具体的な方法を考える支援をします。疲れてしまうなら、仕事量を調整すればよいわけです。ウソをつかずに報告しないで頑張れた経験、今まで長期目標のために乗り越えられたこと、そのために利用できそうな資源、性格の長所などを一緒に探しては列挙し、やる気を高めるサポートをします。仕事量を調節するならば、それを上司に相談するための小さな一歩などを考え、計画を立てます。
 
l         関連項目 動機づけ面接、自己効力感、認知行動療法、解決志向アプローチ

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