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https://www.facebook.com/recoverycaravanTai

福祉新聞でリカバリーキャラバン隊の冊子「精神疾患を持つ方が働くための合理的配慮の会話帳でっかい輪」を取り上げていただきました。

多くの皆様のおかげでいい冊子になりました。心より感謝いたします。

精神障害者が働くために必要な合理的配慮とは

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10061

キャラバン隊がNHKハートネットTVブログの取材を受けています

仕事とともに、このキャラバン隊の活動が大きな生きがいとなっていると紹介されています。

http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223531.html

2011年5月10日火曜日

【リカバリーの物語33】第六章 リカバリー日記

【リカバリーの物語33】

第六章 リカバリー日記

ここでは、リカバリーを経験した方たちの手記とその特徴を紹介します。精神疾患がありながらもそれを問題とせず、充実した生活を送っている方々の様子を見てみましょう。この手記から何を感じ、何を学ぶかは皆さんに任されています。

①自分のリカバリーに気付いている
【解説】
リカバリーを体験している人は、誰よりも自分のリカバリーに気付くことができているようです。リカバリーに気付くということが、次のリカバリーにつながり、渦は次第と大きくなっていく。そんな様子がうかがえます。

先日、初めて海外一人旅に行ってきました。一人旅と言ってもツアーに参加したものです。その旅の中で一番大変だったことは、集合時間に遅れないこと、なくしものをしないこと、明日の準備など、自己管理を誰にも頼らないで一人でこなすことです。もちろん薬も飲みました。普段母や周りの人に頼りっぱなしの私は、自分の甘えに気づかされたことがとても大きかったです。誰かに何かしてもらいたい、常に自分に気にかけて欲しい。そういった気持ちを受身にならず、嫌われる覚悟を持ち、自分が自分でいることでコントロールすることを学びました。かまってもらおう、とか、こんなことしたら嫌われるかな?と、思わず(受け身にならず)自分が自分でいることに責任を持ち、自発的に旅行を楽しもうと自らをコントロールする。という意味です。もちろん、できないこともありましたが(コミュニケーションなど)できないことも自分と受け止めることで少しだけでも前向きになれたように思います。
イタリアの人たちは本当に陽気でした。自分が構えてしまうと言葉は通じなくても「構えている」という気持ちは通じてしまう。でも、自分が笑顔で良い心でいるとイタリアの人も笑顔で返してくれる。それはどこの国にいても同じではないかと思いました。今回の旅で自分の未熟さを思い知らされましたが、焦らず成長できたら、回復できたら、と思います。
大変だったことは、他の参加者とのコミュニケーションでした。自分は病気になって以前の自分とは変わってしまったと言うことを、すっかり忘れていました。以前は、初対面の人の方が楽しんで会話ができたので、旅に行っても大丈夫だろうと高をくくっていたのです。緊張して夕飯の席などで重い空気を作ってしまったり、年下の子に気を使わせてしまったりと失敗もあったのですが、優しく話しかけてくださったり、「写真を撮ってあげるよ」と声をかけてくださったり一緒のツアーの方達にはとても助けられました。失敗しても、優しい人もいるということ、次にやり直せばいいということを知りました。(二十代、女性)

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