【リカバリーの物語40】
③疾患との関係
【解説】
疾患への対処を知っていることもリカバリーに関係するようです。さらに、疾患という困難な経験でさえ自分を成長させたと感じている方も多いようです。このことをベネフィット・ファインディングと呼びます。また似た疾患や経験を持った物同士のつながりや支え合いの可能性に気づくこともリカバリーの大切な要素です。
■精神疾患から得たものがある
病気になって得たものは、精神障害者になって偏見をもたなくなったということです。健常者の頃は精神病というと気ちがいで、バカで、どうしようもない人間だと思っていましたが、自分が病気になると、そうでもないということに気がつきました。働くこともできますし、バカでもありませんし、充実した人生もおくることができます。一人でいるよりもディケアや作業所に行くと自分と同じ病気の仲間がいるので、一緒にいたり、雑談したり、作業をすることによって回復することを学びました。だから精神障害者になって幅のある人間になったように思います。私は病気になって良かったと思います。皆さんも病気に負けないで頑張りましょう。(五十代、男性)
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