雑誌「臨床精神医学」5月特大号が販売されました。
本誌は、精神科医などの医療従事者向けの雑誌です。2011年5月号は、「これからの精神科地域ケア―統合失調症を中心に―」というタイトルです。病院内で行う治療技術ではなく、地域生活を支えるための臨床技術やその動向について精神科医による原稿を中心とした記事が特集されています。
本誌で『IPSによる就労支援―精神科臨床技術との統合を中心に―』と題して、私たちも寄稿しています。専門家を対象とした雑誌なので、少し難しい記事に感じるかもしれません。援助者の方は、私たち以外の記事も参考になるので、購読されてはいかがでしょうか。
本寄稿では、IPSの理念や歴史、エビデンスについては思い切って省略しました。就労支援がリハビリになり、リカバリーにつながりうることを、精神科臨床技術として認められた認知行動療法の視点を活用して紹介しました。これを読んだ精神科医は、患者が働くことを応援する意義と方法についてイメージが持てると期待しています。
患者の方は、自分のお医者さんに読んでもらうよう薦めてみるとよいかもしれません。支援者の方は臨床の参考にされると同時に、連携する主治医に就労支援の理解を促すための教材としてご活用ください。
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