【リカバリーの物語42】
■精神疾患から得たものがある(続き)
私は周りの人に何か悩んでいると気付かれても、周囲の人に悩みを相談する事もなく一人で抱え込んでいました。病気になって初めて人の心はこんなに簡単に壊れてしまうものなんだと気付き、そこから心を変え、あらゆるサポート機関を利用し周囲の人に相談もするようになりました。おかげで沢山のサポーターと出会う事ができ、そのおかげで大きな安心を得る事ができました。この頃ではサボーターの使い方もうまくなり、その人の得意分野によってこの話はこの人に相談するあの話はあの人に相談すると窓口をわけで相談するようにしています。また支援してくれた職員さんへの憧れの気持ちから婦人保護に興味を持ち、これだけ人ができないような経験をしたのだから私にしか出来ない支援というものが必ずあるのではないかと思い、将来の夢として精神保健福祉士になる事を決めました。それもまた病気になって得たものだと思います。私の今があるのも沢山のサポーターであり人生のキーバーソンである方々のおかげだと思います。サポーターと私の夢は私にとって宝であり財産です。病気になって失ったものも少しはありましたが、それ以上に得たものは多い事に気付かされます。(三十代、女性)
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