【リカバリーの物語39】
■フロー
暴走中の暴走族、踊っているときのバレリーナ、崖をよじ登っているときのロッククライマー。身の安全も危ぶまれます。わざわざそんなことをしなくてもいいのに、と他人は言うでしょう。これらの人たちがその行為に没頭しているときに共通していることがあります。
・その任務は困難であり技能が必要である
・自分の長所を活用できている ・集中できる
・はっきりしたゴールがある ・すぐにフィードバックが得られる
・たやすく深くかかわれる ・コントロールする感覚がある
・自己意識が消滅する
このように没頭しているときのことをフロー状態と呼びます。そのとき人は苦痛を感じていたり、あるいはそういう感情を持つ余裕さえありません。しかし、そのことを後で振り返ると幸せや充実感を感じるようです。解けそうなクロスワードパズルに取り組んでいるとき。トランプゲームで真剣勝負をしている時。
ただの作業ではなく、思わず集中して没頭してしまい、終わったときに達成感を感じられる時間を持つことは、リカバリーにつながることでしょう。そういうチャンスを自分で意識して作ってみるのも1つの手ではないでしょうか。
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