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https://www.facebook.com/recoverycaravanTai

福祉新聞でリカバリーキャラバン隊の冊子「精神疾患を持つ方が働くための合理的配慮の会話帳でっかい輪」を取り上げていただきました。

多くの皆様のおかげでいい冊子になりました。心より感謝いたします。

精神障害者が働くために必要な合理的配慮とは

http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/10061

キャラバン隊がNHKハートネットTVブログの取材を受けています

仕事とともに、このキャラバン隊の活動が大きな生きがいとなっていると紹介されています。

http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/223531.html

2009年8月23日日曜日

日本職業リハビリテーション学会 第37回(近畿)大会

≪研究・実践発表≫
「精神障害者雇用ノウハウとしてのIPSの可能性」
飯野 雄治   稲城市役所、IPS‐Tokyo
中原 さとみ  桜ヶ丘記念病院、IPS‐Tokyo

≪分科会≫
自主ワークショップ
 a「一般就労をリカバリーにつなげるための工夫~「働く意義」の原点に戻って~」
  本発表では、働いているご本人よりその背景にある思いを発表いただき、「働く意義」を振り返る。つぎにそれを関係者と共有するツールとしてリカバリームービー、ご本人の働きたいという思いをリカバリーにつなげるツールとして自己記入式リカバリーシート(動機付けのための目標シート、体調管理シート)をワークショップにて紹介し、職業リハビリテーションのあり方を問い直すきっかけにしたいと考える。
  
司会 飯野 雄治 氏(稲城市役所/IPS-Tokyo)
話題提供者 中原さとみ 氏(桜ケ丘記念病院/IPS-Tokyo)
飯野 雄治 氏(稲城市役所/ IPS-Tokyo)
中村 孝(精神障害者サバイバー)
岡本さやか 氏(WRAPファシリテーター)
渥美 正明 氏(足立リカバリーサバイバー)

会場にお越しいただきました皆様、誠にありがとうございました。
内容は、日本職業リハビリテーション学会第37回(近畿)大会 抄録集をご覧ください。

新幹線での駅弁電車から見える海、会場の表で感じる潮風キャンパス内の不思議な程懐かしさを覚える景色。洋食と関東のたこ焼きより美味しい明石焼き、タクシーの運転手さんの聞き慣れない関西弁。東京とは違った町の雰囲気。息の合った講演。講演を聞きに来て下さった方の笑い声、ご意見ご感想。調子はものすごい悪い中での旅になってしまいましたが、価値のあるとても重みのある意味の深い時間を久しぶりに感じさせていただきました。すべてが新鮮で初めて見る景色や人味に出会う事ができて、いい経験ができました。キャラバン隊のメンバーと過ごす時間にはいつも必ず新しい発見と、成長があると改めて感じ嬉しく思いました。
ペンネーム なまちゃん

当日の朝、少し緊張していたせいか、4時に目が覚めてしまいました。それで南武線の1番電車に乗り、川崎へ行き、京浜東北線で品川へ行き、東海道新幹線に乗りました。東海道新幹線に乗るのは、私が高3の時以来なので、とても感激しました。会場ではもっともな意見が飛びかっていて、とても参考になりました。学会ってすごいなと思いました。知り合いの人に会ってびっくりしました。あと余談になりますが、帰りに新神戸で買った牛肉弁当がとてもおいしかったです。
精神障害者サバイバー 中村 孝

2009年8月8日土曜日

体調管理について学ぼう2009.8.1

会場の空気は開会直後から良かったです。当事者が励む就労スライドを展開するのに照明が落とされ「キロロ」のBGMが流れ色彩がスクリーンに浮かび上がりました。アットフォームな雰囲気でした。特にスライド。1コマ、1コマ速すぎも無く遅すぎも無く安定していて最後尾から見た感じ皆様興味深く集中してご覧いただきました。当事者一人一人が主張した1コマがスライドでまとめられみんな集まることで集大成的な一つの作品になる、これはもう「芸術の域」です。当事者一人一人が主役です。これだけ集まると人の輪が結束力あるサーカス一団みたいで数々の曲芸に見ていて表情豊かで各々目標に向かった生きがいに湧いてくる底力に驚かされました。個性あふれる当事者の生の声が写実的にとらえられ、二次元スライドからあたかも口をついて声が聞こえだすようです。 

プレゼンテーションに挑んだ当事者の岡本さんは、笑顔いっぱいで明るい方だなと感じ取れました。WRAP(ラップ)ファシリテーターの肩書き持つなんてちょっとやそっとでは資格を取れません。背景には苦労があったに違いません。ですが、社会に出るにはいろんな可能性があると教えて下さったのも岡本さんです。この日の為に会場の皆さんに発表する、きちんと文面を常備用意したり、計画的で、すっごくまめながんばっている方なんだなと現実に向かう実直さを知りました。”咲かない桜はない””努力すれば夢は叶う”と支援者に助けられ、そこで習得した名言するのも経験者の岡本さんだからこそ言えるのではないでしょうか。

中村さんは、病質・生きた環境は違うかもしれませんが一般に言われる「統合失調症」です。薬漬けだったようで、ろれつが回らないとおっしゃいましたが、こうして当事者や支援者を対等に意見が言えるのは苦労してきていらっしゃったからでその恩恵が今あるのだと知りました。中村さんは、仕事で充実していると今生きがいあると語っておられました。肩書きは「精神障害者サバイバー」。当事者の代表として支援者・企業をリードした就労の先輩として牽引しうる力があります。 また中村さん方々が話す「リカバリー」という言葉は言うとすれば「、精神疾患を患いながら充実した自分の思う生き方に貢献できる」の意味でしょうか。「自分がやりたいことができる!?」まず希望を持つことで迂回してでもこのような職種で仕事探しを始められます。当事者はみな目を輝かせいきいきと目的・目標もって就労活動に励んでいます。当事者にとって支援者や企業は対して自分の可能性を秘めた素材と調味料のような関係です。この会で支援者や企業に当事者の得意な自分でやれる範囲のやり抜こうとする立場・病状をオープン(病状を企業に申告した上での労働)・クローズ(企業に病気を伝えずに労働する)でそのような仕組みを把握させる現況(よしあし)を中村さんはいいたくて実際、言うことでお越しの皆様に「リカバリーの良さ」を印象付けられたことでしょう。

また、今日一日、久しぶりに笑いました。渥美さんの冴え渡るトークに脱帽でした。さすが、会場にお越しの皆様を沸かすだけの引き込まれるような力説がありました。政治家の走り?(こういうと失礼でしょうか……)とはいえ地響きな話術(だみ声及び渥美節)が凄く一瞬で緊張が解消されたのが印象的でした。演説というのはああいうのなんだなと話好きな職種ですので、客観的にスピーチ苦手な方も参考にご覧になったと思います。

プログラムに入り手書きで精神状態を記入する部分がありました。どんどん進めるうちに自分の短所や長所が一目で確認でき、とてもこの会のみ扱う教材としてはもったいないと思いました。実際多感な中高生に薦められる教材だと病気を発症させぬ予防知識として知っていてほしいなあと十代で苦労した経験が洗い流されるように感じました。ぜひとも、瀬戸際に立たされ困ったら自分の姿を映し出す三面鏡に「今日の自分はどうだろうか」いつもの疑問の答えに答えてくれるはずです。今辛い人に手ほどきする意味でもこの教材は効果を遺憾なく発揮します。読み返すごとに今の不安な自分と完治した自分を比べて違いが発見できるのも自分を知る意味で社会で大変有効な力に充分なり得ます。

会場にお越しのみなさま、本当にありがとうございました。

                  ペンネーム「憩瞑渤」