医療機関で就労支援を始める方法
医療機関が就労支援に参加することで、精神障害者はもっと働けることを示唆するデータは存分にあるものの、医療従事者たちは患者の症状に着目し保護的な態度で関わると指摘され、就労支援に参加する医療機関は少ない現状があります。
この企画は、医療機関で就労支援を始めたいと考える現場のスタッフが、その方法についてイメージが持てるようになることを第1の目標に行います。関係する医療機関に就労支援を始めてもらいたいと考える福祉機関の方、あるいは自分が通う医療機関で就労支援を開始してほしいと期待する利用者にとっても役立つ情報提供とディスカッションを予定しています。
※ この企画は2012年度日本精神障害者リハビリテーション学会で行ったワークショップを再現するものです。
日 時:平成25年3月2日(土) 13時~15時
講 師:中原さとみ(桜ヶ丘記念病院)、飯野雄治 他当事者数名
場 所:調布市市民プラザあくろす2階会議室1(京王線国領駅北口からすぐ)
参加費:無料
対 象:参加したい方ならどなたでも構いません。必要な配慮があればご相談ください。
申し込み:事前に参加人数は把握したいのでrecoverycaravan@gmail.comまでなるべくメールしてください。(メールできなければ、当日直接来てください)
IPSとは・・・精神障害者は対人関係が苦手でストレスに弱い、不器用だから色々訓練してからでなければ働けないと考えられ、訓練重視の就労支援が多く提供されてきました。しかし、職探しをいち早く行い、実際に働く職場に合わせて支援した方がずっとうまくいくことが分かりました。
さらに本人の希望や気持ち、そして長所を尊重し、医療と一体となると、統計的により高い就職率や定着率が確認できました。この方法をIndividual Placement and Supportの頭文字を取り、IPS(アイ・ピー・エス)と呼びます。日本でもこうした援助が具体的に紹介されています。IPSは精神疾患がありながらも充実した人生を歩めることを目指して、就労などの社会参加支援を行ないます。
内 容 (予 定)
1.
医療機関における就労支援に関する国内外の研究から分かっていること
2.
医療機関で就労支援を取り入れた経験者の報告
3.
医療機関で就労支援を始める方法の提案
参加者とのディスカッション
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