困難とやる気の関係について学ぼう
自分はやる気がない。自信がない、だめな人間だ。そんな風に考えることはありませんか?実は、やる気や自信は本人の気持ち次第でなく、辛い経験や環境により失われることが知られています。チャールズ・A. ラップ先生のストレングスモデルでは、「当事者の目標が達成されない理由が、精神疾患に起因するものであるということはまずない。」「動機づけの乏しい当事者というのは存在しない」とも言われています。
このことを理解するために「学習性無力感」「自己効力感」「楽観主義」について、一緒に学んでみませんか?
司会
川人亮士
講師
飯野雄治(第1号職場適応援助者)
コメンテーター
渥美正明(足立リカバリーサバイバー)
岡本さやか(WRAPファシリテーター)
中村 孝(精神障害者サバイバー)
日 時:平成21年11月28日(土) 13:30~15:00(13:00 受付)
場 所:市民活動支援センター活動スペースはばたき
調布市市民プラザあくろす2F
http://www.chofu-across.jp/goannai_tizu_frame.html
対 象:当事者・家族
定 員:応募が多い場合は20名程度で締め切ります。
資料代:500円
お申し込み:お名前を下記メールにお送り下さい。
recovery_caravan@yahoo.co.jp
主 催:リカバリーキャラバン隊http://recoverycaravan.blogspot.com/
こんにちは、統合失調症の中村と申します。私は病気になる前までは何事も「やる気」がありました。特に仕事は私はコンピュータのシステムエンジニアをしていて、毎日残業したり、徹夜したり、日曜出勤したりしていて、頑張りすぎて病気になってしまいました。入院して薬を多く服用するようになってから、副作用でだんだん何をするのもおっくうになり、「やる気」がなくなってしまいました。退院してからも多く薬を服用していたので、何事も全く「やる気」がなく、引きこもりで1日中アパートでゴロゴロしていました。生活保護でも受けようかと思いました。でも働かないと病気が治らないことを知って、主治医に「このままの状態では働けないので、薬を減らしてほしい。」と言ったら減らしてくれて、ハローワークに行き今の会社に勤務しています。薬を減らしても幻聴・妄想等は全くなく、「やる気」も出てきました。私の体験から薬を減らせば「やる気」は出てくると思います。また、目的を持つことも大事だと思います。
・学習性無力感……希望を失うのは人間のみでなく社会性ある猿にも共通して感じるというので機械操る人間は完璧でありながらやっぱ単なる動物だなって思いました。ただ猿と違って解決策を瞬時に考えられるのはまた凄いことで一線越えた存在であるなあと山あり谷ありと人生の道のりは長いですね。無力感を感じるというのは人間にとって経験しなくては成長しないような劣等感に似たものでしょうか。但し、絶望感から解き放たれるまで時間がかかります。自分が解決できないのなら助言を必要とします。それが態度で出るか、危険信号をキャッチしかねた場合は当事者は本当に辛いのです。
・自己効力感……参考になったのはやり遂げられた楽観主義へと続く喜び。自分が例えば模型の飛行機をパーツから取り外して作り上げたのは達成体験ですね。自分がこれが自己効力感だとは気付かずに素通りしてしまう、恐ろしさがあるようにもとらえられました。分析することで自分の視野が広がるのに役立ち参考になりました。
・楽観主義……人の成功体験がそんな考え方もあったのかと目を丸くした経験があります。財布をなくして悲しんでたのに不況だからとお金をお地蔵さんにあげたんだよって、お供えものしたってエピソード聞いてほんとこの人はやるなあって参考になりました。ですが、失う物には期限があります。これを楽観主義にとらえることには本来、かなり人の世情を認知した人ではないかと思いました。
ペンネームP.6000
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