【リカバリーの物語17】
④エンパワメントを大切にした援助とは
エンパワメントは、どんな立場にあっても学び挑戦する環境があれば人は活躍できることを示しています。
活躍するための力や可能性は、当の本人の中に必ずあります。しかし、それは「弱い立場」にあることや疾患により隠れてしまっていることがあります。
援助はこの可能性や力を与えることではなく、隠れてしまっている覆いを本人と一緒に払って、本来の可能性を活かすチャンスを作ることです。
このことから、次のように言われています。
援助の仕方五原則
・本人による問題をとらえ方を大切にする
・本人が現に持っている長所や可能性を探し、大切にする
・知らず知らずのうちに弱い立場にあることを本人が気付く機会を設ける
・本人が望んだスキルを学べるような場を設ける
・本人が「弱い立場」によりチャンスが減っている場合は、交渉する
そして、一番上手に援助できるのは、主治医でも家族でもワーカーでもなく、自分自身なのです。
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