【ジョブマッチング講座3】ジョブマッチングの力①支援者編
遺跡発掘の彼のように、仕事と個性をうまく合わせることをジョブマッチングと言います。バーモントでのケース会議のように、ジョブマッチングはIPSにとって大切な意味を持ちます。
まず就職に成功する確率が上がります。IPSによる就労支援は、他の就労支援に比べて就職率が高いという統計もあります。つぎに就いた仕事を続けられる確率、つまり定着率も良好です。これは経験的なものにすぎませんが、本人に合った仕事に就けた場合は続きやすいという当たり前のことを感じています。
考えてみれば、これらは疾患の有無に関係ないことです。大学を卒業して行う就職活動などでも、普通は自分に向いた仕事、やりたい仕事、特技を活かした仕事、短所が影響しない仕事を選ぶものです。しかし、精神障害者の仕事探しとなると、清掃とか喫茶とか、働く本人の個性を無視した支援が行われがちです。そしてうまくいかなかった場合、「精神障害者の就労支援は難しい」とか「本人にやる気がない」など言われてしまうことが多いようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿