【ジョブマッチング講座12】マッチングの原則②失敗はない。
やってみないと分からないという発想は、「IPSにおいて失敗と認識される経験はない」という原則とセットになります。いずれも、疾患の有無に関係なく人は経験に基づいて学び成長するものだ、という強い姿勢の表れです。失敗は成功の素ということわざにも似ています。1つの事実を「失敗だ」と認識することにより、それは本当に無駄な失敗になってしまう。就職率の向上という小さな目標ではなく、果てしないリカバリーを目指すのであれば失敗経験なんてない、すべての経験は役に立つ。そういうニュアンスです。
これは支援者が「失敗してもいい」「失敗覚悟で就職させてもらおう」と考えることとはニュアンスが違います。
つい先日、「不採用」になった方のコメントです。「就職活動の結果が不採用でも面接受けて良かったです。条件を色々提示している場合ではなかった。デイケアセンターが居心地よく一歩踏み出せずにいましたが、意欲が高まりました。」
0 件のコメント:
コメントを投稿