【QAシリーズ】リカバリーの伝え方
Q:デイケアで精神障害者の支援をしています。就労に限らず、リカバリーという視点はメンバーさんの回復を促すのにとても有効だと感じました。リカバリーという概念をどのようにメンバーさんに伝えていますか?
A:お考えのように、リカバリーの可能性を伝えることは有効です。
個別面接では、DVDを見てもらう、リカバリーを経験している当事者の手記を紹介する、リカバリーを経験している別のサービス利用者と会って話してみる機会を提供する、リカバリーの歴史や要素について解説するなどを随時行っています。
また学習会や講演会を院内外で開催し、個別面接で行っていることをステージ上で行う、あるいは10人程度の集団プログラムでリカバリーに関することを話し合うことなどを行っています。
これはメンバーさん、つまり精神障害の当事者だけでなく、その家族にも参加していただけるよう案内しています。働きたいと言っている本人を「現実的ではない。病気の症状だ」と考えていた家族がリカバリーを知り、いい影響を与えるサポーターになることも多々ありました。
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