【QAシリーズ】やる気(単純作業を楽しむ)
Q:精神障害者の就労支援をしています。仕事が単純作業のため、つまらない、やる気が出ないという方がいますが、どのように支援していますか?
A:ゴミの仕分けの仕事を宝探しと考えて、わくわくしながら作業している方がいました。実際に現金が見つかることもあるそうです。仕事をどうとらえるかで、随分違ってくるものです。
ティッシュ配りやチラシを家庭のポストに投げ込むポスティング、ベルトコンベアーでの流れ作業などを楽しんでいる方は、作業量などを計測して、より早くより多く作業できるよう研究するなどゲーム性を取り入れていました。そうすると作業中は没頭するそうです。この状態はフローと呼べそうです。単純作業であっても計測して困難度を上げて、自分の技能が必要な状態にして関わります。計測することでゴールも明確になり、自分へのフィードバックも得やすくなります。このような条件がそろうと人は没頭して、時間を忘れるなど自己意識がなくなり、あとで振り返ると楽しい思い出となり、またやりたいと思うものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿