【QAシリーズ】やる気と意味付け
Q:精神障害者の就労支援をしています。職場復帰が決まったものの、本人が望んだ部署とは異なる部門への復職で、本人がやる気が出ないようです。こんなときどんな支援をしますか?
A:仕事へのモチベーションを上げる方法にはいくつか考えられますが、異なる部門とはいえ本人が望んだ職場と同じ会社であることを手がかりに、動機づけ面接あるいは意味づけによる認知療法的な方法を紹介します。
保育士として働いていた方が用務員として復職しました。仕事内容も変わった上に、大好きな子どもに関われない仕事。とても不安でしたが、用務員の仕事も子どもたちの幸せに大きく貢献していることに気付き、活き活きと仕事している方がいます。望んだ部署でなくとも、一歩下がって企業として全体を見てみるとその仕事に無関係ではないことに気付きます。
仕事内容にやりがいを見つけられなくとも、より上位の希望や目標との関係を確認することでモチベーションを上げられることがあります。働いたお金で月に1回は家族で外食を楽しみたいとか、環境保護に貢献したいとか、いわば人生の大きな目標のために復職が意義ある生活だと認識することでやる気がでることがあります。
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