【QAシリーズ】性格の長所を活かす
Q:精神障害者の就労支援をしています。働き始めたものの、特に本人の希望した仕事だとか夢ある仕事ではないためか、仕事がつまらないようです。こんなときどんな支援をしますか?
A:性格の長所を活かした仕事をしていると、人はその仕事を天職だと感じます。
保育士だった方が、清掃作業中心の用務員として復職しました。はじめはやる気も出ず不満だったようですが、人と接するのが得意な明るい性格を活かして職場を活気づけるようになります。そして子どもとしばしば接することもある中で、この仕事に満足していくようになりました。
清掃業務の中でも、研究熱心な方であれば例えば最適な掃除道具や洗剤の研究をする、思いやりのある方ならば人が嫌がるような場所を積極的に磨いて感謝される、芸術的センスがあればちょっとした置物や絵画を飾る提案をして認められるなどにより、長所を活かすことはできます。
支援では性格の長所を見極め、そのことを活かしていると確認できる機会を提供することを探るとよいでしょう。
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