【QAシリーズ】オープンかクローズか
Q:精神障害者の就労支援をしています。障害を開示するオープンでの求職活動と、開示しないクローズの求職活動とでは、どちらが有利でしょうか?
A:個別の状況や考え方、経験に大きく左右されるので、一概に言うことはできません。どちらがよいかについて、一緒に悩み、本人の判断を尊重することがリカバリーのプロセスにつながります。例えば表にして整理しながらぜひ本人と話し合ってください。
思いつかない場合は、下記のような経験談を参考にすると役立つでしょう。
≪オープンのメリット≫
þ 症状を理解してもらい仕事できる
þ 具合が悪い、仕事で困った時に相談しやすい
þ 問題が起きたとき、ハローワークなどが介入できる
þ 通院、服薬がしやすい
þ 履歴の空白部分を説明できる
≪オープンのデメリット≫
þ 紹介の時点で断られることがある。
þ 周囲の人達から特別視されている気がする事がある
≪クローズのメリット≫
þ すぐ面接を受けられる
þ 求人が多く、採用は早く決まりやすい
þ 選択肢は広いため、希望にあった求人から選べる
þ 特別扱いされないので気が楽
≪クローズのデメリット≫
þ 具合が悪くても言いづらく無理しがち
þ 支援機関やハローワークの支援は受けづらい
þ 障害を隠している分、人間関係が気まずくなる事がある
þ 履歴の空白部分を埋める必要性
þ 服薬や通院日の確保に気を使う
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