【QAシリーズ】小さなクリニックでIPS
Q:小さなクリニックなのでIPSは無理なのですが、その発想を組織内に取り入れていくには、どうしたらよいですか?
A:個別支援も同じですが、内発的な動機づけが変化を生みます。変化が必要だと考え、それができると感じられ、今はその時期だと判断するときに人は変化できるというわけです。この要素を組織内で満たせるよう整えれば、自ずとIPSあるいはリカバリー志向の支援へシフトしていくことでしょう。
今の支援がうまくいっていなければ、IPSを紹介するチャンスです。何かしらの変化が今必要だと感じていると想像できます。いきなりIPSというスタイルではなく、リカバリーシートに基づいた個別支援など取り入れられる小さなステップを重ねることで、大きな変化の可能性を生み出せるでしょう。
そのために組織内でまず1事例取組み、そこから組織内で学び取るのが良いと思います。無理と感じながらも本人と一緒にハローワークに同行し、試行錯誤の支援をしてみる。理屈ではなく、患者のリカバリーを目の当たりにすることで、人として揺さぶられるような経験は財産となります。時期に応じて組織内に、リカバリーやIPSに関して情報提供するとよいでしょう。そのためにクリニック内で学習会を企画する、自分達の取組みや考え方を学会で報告することも役立ちます。
「小さなクリニック」の長所も意識してみましょう。巨大組織の精神科病院よりフットワークが軽くできるかもしれません。地域からの敷居は低く、立地も街中にあるでしょうし、「安易な入院」に傾くこともないでしょう。ぜひ、長所を活用してください。
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