【QAシリーズ】障害者雇用枠が少ない?
Q:精神障害者の支援をしています。私の地域では障害者雇用の枠がまだまだ少ないようです。どのようにしたらはどうしたらよいでしょうか?
A:障害者雇用の枠が少ないことは、ラッキーかもしれません。精神障害者のリカバリーにとって、疾患のない方と一緒に働くことが意味があります。障害の有無を問わず、みなが自分の可能性を発揮して働く場を作ることが目標であるとするとゴールに近いというわけです。
一定以上の従業員を抱える企業は、定められた割合で障害者を雇用しなければならないこととなっています。これができない場合、障害者雇用している企業へ給付される費用を逆に負担する仕組みがあります。障害者求人が少なくても、実は雇用すべきなのにできていない企業が多いかもしれません。このような企業に雇用するよう指導するのがハローワークの雇用指導官です。
指導される企業も障害者雇用の仕方が分からない、自信がないのが一般的です。ですから私たちは、指導官などと企業向けに障害者雇用の仕方を紹介するプログラムも行っています。雇用事例や仕事内容、活用できる資源や助成金、雇用する企業や働く本人による必要な配慮の説明などをきっかけに、企業のニーズ、悩み、心配事そして長所や可能性を聞きだし、接点を持ち続けています。障害者雇用をすることで納付金を払わなくて済むだけでなく、多様な社員が働くことで組織としてメリットがあったと報告する企業も多くあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿